デリーからこんにちは

今はデリーのホテル。
実は一昨日から高熱を出して朦朧としていた。
保険に入ってきているので、レセプションにキャッシュレス病院のリストを見せてこの病院に行きたいというと、遠いからこの近所の病院に行ったほうがいいよ、僕も行ってるけど政府の病院だからタダだしいい病院だよ、24時間やってるし、というのでそこに行ってみた。
しかし着いてみたら、今日は医師がストライキをしているので別の病院に行ってください、と言われる。。
教えられた2件目の病院に向かう。
早朝だったのでEmergency の扱いだが普通にたくさん人がいた。
そして、まさかの注射を打たれる。
最初、注射はちょっとやだな・・・と拒否したら、熱高いし打ったほうがいいよ、と言われ、先生も看護婦さんもちゃんとしていたので、お任せした。
二日経ってようやく熱が下がり始めた。

ヨガのコースが終わってからというと、数人で北部に旅行に行っていた。
まずは、リシケシ→ハリドワール→アムリツァールと移動して、シーク教のゴールデンテンプルに二晩泊まらせてもらった。
何千人(何百人かも)というシーク教の人たちが長期、短期でそこに滞在していて、旅行者も泊まらせてもらえる。
寄付の箱がその辺に設置してあり強制ではない。5人で幾らか寄付した。
ご飯は、体育館のような広い部屋でみんな並んで座って、係りの人がバケツを持って配ってくれる。
最初、衛生面とかちょっと心配だったが、まったく問題なかった。
蛇口から熱々のチャイが出てくるスペシャル機まで完備してあるのである。
とにかく数え切れない数の人がいて、ご飯を作る係り(野菜を切る係り、作る係り)、食器を配る係り、集める係り、洗う係り、掃除の係り、すべてがシステマチックに稼動している。
ゴールデンテンプル自体も本当に綺麗で、ここはぜひ一度行って見る価値あり。
シーク教の人たちは、みんなびっくりするほと親切で、みんな話しかけてくれたり、握手を求めてくれたり、嫌な顔をする人は一人もいなかった。大人も子供もみんな本当に親切で感動した。


昼間のゴールデンテンプル


夜のゴールデンテンプル


ご飯を食べるところ


配られたある日のご飯

アムリツァールにいるあいだに、車で一時間くらいかけて、インドとパキスタンの国境にある、国境警備隊のショー?を見に行った。
私はその情報を知らなくて、最初、インドとパキスタンの国境なんてやばいんじゃないのー?と思っていたが、行って見たら、国境警備隊同士が”俺たちはこんなに強いんだぜ!”みたいなパフォーマンスを順番にやるのである。
そして何かの試合を見に来たかのように大勢のインド人とパキスタン人がフェンスを隔てて自国のパフォーマンスを盛り立てる。
最初何事かと思ったけど、このパフォーマンスをやるにあたって、たぶん練習や打ち合わせもしているんだろうし、今状況はそんなに悪くなさそうとはいえ、なんか拍子抜け。
そしてこの期間、インドはクリケットワールドカップで連日大盛り上がり。(私がデリーに着いた日、インドの優勝が決まって街なかは爆竹とパレードでランチキ騒ぎ)
この国境パフォーマンスは毎日行われているらしいが、特に盛り上がっていたらしい。
ビデオを撮ったから、アップできたらそのうちお見せしたい。


国境警備パフォーマンス隊と国境


見に来ていた人たち。

そしてアムリツァール→ダラムサラへ。
ダラムサラはダライラマが亡命して住んでいるところ。
しかし、私が行った期間は彼は居なかった。居たら会えるらしい。
ダラムサラは、インドと言ってもチベット人とカシミール人?が主らしく、インド人らしいインド人はあんまり見かけなかった。
そして高地に位置していて(ヒマラヤが見える)朝晩はまだ寒い。同じ国とは思えない違いである。
ダラムサラではヨガやメディテーションに参加したかったが、実はお腹を壊しグダグダしてしまった。
なのでプラプラショッピングをして、ジュエリーなんかを買ってみた。


体調不良でろくな写真がなかったけど、こんな高地。遠くに見えるはヒマラヤ?


僧たちが庭で、相手にビンタをするような身振りつきで、ディベートみたいな練習をしている。
というと何のこっちゃだけど、ほんとに漫才の練習みたいなことをあちこちでやっている。

そしてそして、4月2日の早朝にダラムサラを一人出発し、17時間かけてバスと電車でデリーに移動した。
インド人はみんな親切だなー。曖昧な情報も多いけどみんなほんとに親切だと思う。
一度、駅で電車を待っているときに鳥に糞をかけられて、疲れてるし荷物は重いし電車は来ないし、「もうやだーーー!´д`;」と半泣きになったら、みんな笑って拭くのを手伝ってくれた。
電車に乗るときも、同じ車両だからこっちだよ、と教えてくれたり。ありがたい。

そしてデリーの観光はトゥクトゥクで回ってみた。
デリーで友達と合流したが、お腹の調子が悪く友達の予定に着いていけず、一人で午後半日回った。
おじさんが半日付き合ってくれて、あちこち見て回った。
ガンジーのミュージアムではかなり待たせてしまって、あとで絶対もっと寄越せって言われるだろうなぁと思ったら、最後に案の定、倍近い金額を請求される。
駐車場代もかなり乗っけてる模様。
結構仲良くなってたのに、やはりインド人。。
それは取りすぎでしょー駐車場代だって嘘でしょ!これ手書きで書き直してるじゃんおじさんが!
とか言ってお互い半笑いでやり取りしてたら、おじさんが50折れたので、まぁいいかと思って払った。
みんな、物価が全然違うのを知っているんだもんね、そりゃフェアトレードしようぜとも思うかもね。
いくつかの観光名所では、ツーリスト価格とインド人価格が別に設けられており、賛否両論あるが、わたしは適切なシステムではないかと思う。


世界遺産 Humayun’s Tomb
首都デリーにある、ムガル帝国の第2代皇帝フマーユーンの墓廟。インドにおけるイスラーム建築の精華のひとつと評され、その建築スタイルはタージ・マハルにも影響を与えたといわれる。from wiki


内部。こういう光と影とモチーフの感じがかなりツボ。

そんな珍市内観光の後に発熱。
予定していたメインイベントのタージマハルに行けないというまさかの展開である。
まぁ、また絶対来るし次の楽しみに取っておくかーって感じです。
昨日、ロンドンの宿をとりあえず一週間分予約した。(8人部屋ドミトリー)
でも風邪が治らなかったら迷惑だから(咳がでる)、高いけど一人用ホテルに変更しないとなーと考えているところ。
ではまた!